ファーム仕事探し編 第1話
今回はファームについて書いていきます!
ファームについては、当時の自分を振り返りながら、時系列に沿って物語風に語っていくことにします。
では、張り切ってどうぞ!
2010年 6月
メルボルンの冬は、もうすぐそこまで来ていた。
南半球で過ごす初めての冬、私はメルボルンにいた。
日本でいえば、6月なんて梅雨が始まる季節であり、毎日雨とその蒸し暑さにイライラする頃であるが、ここメルボルンの6月といえば、湿気のない乾いた風が街に吹き荒れる、非常に厳しい季節を意味する。
さて、この頃の私はというと。
ファームに関する情報を探していた。
オーストラリアにワーキングホリデーに来て、ファームに行くかどうかというのは、非常に重要なことであり、誰もが一度は考えることである。
かくいう私もオーストラリアに来た頃から、ファームに行くことは視野に入れており、残り5ヶ月のビザを残し、ファームに行くことを決めていた。
6月というのが、ちょうどそのタイミングであった。
しかし、時期を決めたは良いものの、
ファームに関する情報をなかなな集めることができない日々が続いていた。
というのも、ネットでファームに関する情報や記事を探してみるものの、あるのは具体性に欠ける体験記ばかりで
、その他にあるとすればファームの仕事募集の記事のみであった。
ファームの仕事募集の記事を見つけたということは、もうそれを頼りにしていけば万事解決なのでは、とお思いの読者の方もいるであろうが、ところがどっこい、そう簡単なものではないのが、ファームの仕事探しの難しいところ。
まず結論からいうと、私はこの数多に見つかるネットの仕事募集記事の一切を利用することなく、ファームの仕事を終えたのだ。
さて、なぜその選択肢をとったのか、そこに焦点当てて説明していきたい。
まず第一に、私はこのファームの仕事募集の記事に関して、まったく信用していなかった。
それには大きく2つの理由がある。
まず一つ目の理由は、なんとなく、こういった類の記事に違和感というか、疑いの目があったからである。
うまく言葉にできないが、こういった仕事募集の記事特有の、胡散臭さのようなものを、私は強く感じ取っていたのだ。
みなさんも見たことがあるのではなかろうか。
アットホームな職場です、みんなでワイワイ仲良く働いています、などどいったお決まりの文言を。
私はこれがすごく嫌いだ。
まず一つに、こういったものを売りにしている時点で、私は胡散臭さのような、きな臭いものを感じ取ってしまう。
なぜなら、そんなことを1番に言う時点で、他に言うことがない、すなわち、別段誇るものがないということになる。
例えば、給料が良いですだとか、仕事内容が変わっており、良い経験になりますだとか、そういったものであればまだ良い。
そういったことをさし置き、書くことが仲の良さである時点で、もうこの職場は何か大きなズレのようなものがあるように思える。
さらに言えば、仕事を探しているものにとって、職場の仲の良さはそこまで重要事項でないように思える点も上げておきたい。
これは個人的思惑が強いかもわからないが、私は職場の仲の良さは正直どうでもいい。
たしかに、そこに重きを置く人がいるのかもしれないし、そこを批判するつもりはないが、私にとっては非常に必要のない情報、この上ないのだ。
ちなみに蛇足の蛇足だか、私は居酒屋のトイレなどでたまに見かける、お客様のためになりたい、お客様の幸せに私どもも何か一つ添えさせていただけたら、などとのたまわっている、自己満型ポエムのポスターも、死ぬほど嫌いだ。
蛇の足が長くなり過ぎたので、本題へ戻る。
私がファームの仕事募集記事を信用しなかった理由の2つ目に戻ろう。
理由の2つ目は、実際にこの手の記事を頼りに仕事に就き、痛い目に遭っている友達がいたことがあげられる。
私の友達はこの手の記事を頼りにファームへ赴いたところ、まさに文字通り死にかけたそうだ。
最近の若者はよく死にかけたなどど簡単に口にするが、彼の言う死にかけたはそれとは相反するもので、現実的な死という意味を帯びた、本当の意味での死にかけたであった。
そのくらい、彼のエピソードは常軌を逸していた。
このエピソードは、また違う機会に語るとする。
さて、ということで私は以上の理由からファームを探す手段として、ネットを使うことを諦めた。
ネットなしでどう探すか。
そこで思いついたのが、人の力を借りることであった。
今回はここまで!
ドロン!
田舎の標識
はじめまして。
あーくんです。
オーストラリア在住のアラサーです。
見て頂き、ありがとうございます。
本ブログは、オーストラリアに関することや、全くそれとは関係ないことを、ありのままにlet it goな感じでお送りしていく、ゆるゆるブログになります。
基本ベースは、オーストラリアのワーホリに関して書きますが、たまに私の好きなものについても書いていきますので、あしからず。
そんなゆるゆるの雰囲気を持つ本ブログなんですが、はじめに断っておきたいことがありまして。
私、実は趣味、趣向にはやや偏りがあり、まれに偏見にまみれた意見を述べることがあるのですが、その際はですね、ぜひ穏やかな心と、優しい眼差しで見守って頂けると幸いです。
毒を吐く割りにメンタル弱めですので。
10代から変わらぬチキンオブザチキンのメンタルで、やらせて頂いておりますゆえ、その辺の配慮はよろしくお願い致します。
さあ、まあ、そんな感じでゆるっとはじめていきたいんですが、まずは自己紹介しましょうか。
あーくん
男
アラサー
関東出身
オーストラリア在住
えー、それから、もう一つお知らせを先に。
私は友達のエムダイくんとYouTubeチャンネルを開設しまして、そちらでもぬるっとオーストラリアに関する情報を配信中です。
私はオーストラリアに関して、エムダイくんは滞在中のベトナムに関しての情報をあーだこーだいいながら発信中です。
興味のある方は、そちらもチェエラしてください。
で、まあ、初回の今日なんですが、さーて何を書こうか。
あ、あれにしましょうか。
びっくりしたこと。
先日、ビクトリア州のとある田舎に行ってきたのですが、その際にすごくびっくりしたことがありまして。
どこにでもあるような田舎道を歩いていると、だだっ広い原っぱが見えまして。
まあ、オーストラリアならこんなことはよくあることで、とにかく土地が余りまくってるわけですよ。
すげーな、ひろいなーって思いながら、だらだら歩いてました。
で、そのまま歩いていたらこんな標識を見つけたんです。
この広場での禁止事項が書かれたこの標識。
日本でもよくありますよね?
公園とかにあるやつ。
花火だめとか、野球だめとか、犬やめてとか。
これもそんなんかなって思って見てみたらびっくり。
だめなものの中になんかすげーのがいる。
そう、これ馬です。
馬なんです。
なんだよこれ。
ラルフのマークかよ。
そんなツッコミを1人で入れちゃうくらいありえない禁止事項でした。
だってこれがあるってことは、以下の流れが成り立つわけですよ。
この辺りで馬を持っている人が現実に存在する。
↓
以前、この広場でその馬に乗り、原っぱを駆け抜けた経験がある。
↓
上記の行動をある程度続けた結果、これを目撃した人が現れ、さらにクレームがどこかに入れる。
↓
それはけしからん!ということで、正式な禁止事項として乗馬がだめになり、その抑制のためにあの標識が立てられる。
これすごくないですか?
日本じゃ考えられないですよね。
やっぱりオーストラリアはスケールがでかい。
あ、スケールがでかいといえば、こっちの動物や虫はやたらでかいです。
ほんと困ります。
その辺については、また詳しく愚痴らせて頂きますね。
ということで、初回はこんな感じで。
また次回も見てくださいね。
ドロン。